大好きな彼との結婚式を予定していたけれど、さまざまな理由から結婚式をキャンセルしなければならない状況も十分に考えられます。
その時に必ずチェックしていただきたいポイントが「キャンセル料について」です。
場合によっては結婚式と変わらないほどのキャンセル料が必要ということも考えられますので、事前の確認が必要ですね。
今回は、「結婚式のキャンセル料について」と「筆者が現役時代に受けたキャンセル体験」をご紹介します。
キャンセル理由ってどんなことが多いの?
身内の不幸があった
キャンセル理由のなかで防げない項目が「身内の不幸」です。中には、結婚式3日前に身内の方が他界され、キャンセルをしなければならない状況になった方もいらっしゃいます。
しかし、急な日程であればあるほど、「そのまま結婚式を進めて」という場合も考えられます。急な予定変更は、参加のゲストにも迷惑がかかるのを防ぐためでもありますね。
しかし、招待状を発送する前ならゲストに迷惑をかけることが最小限にとどめられるので、1周忌を待ってからと日程変更をされるかたも多いですね。
日程変更であれば「延期」となり、キャンセルとは違いますが不幸があったことを理由にキャンセルされる方も多くいらしたことを記憶しています。
妊娠が分かった
結婚式前に妊娠が分かったこともキャンセルにつながる項目の1つです。問題のない妊娠であれば、そのまま継続して結婚式の準備を進めて本番を迎えることも可能ですが、
• つわりがひどい
• 切迫流産のため安静が必要
など、新婦さまの体調や赤ちゃんの成長の様子によっては、結婚式をキャンセルせざるをえない状況になってしまうことも考えられます。
会場の中には「お子さんが生まれてからもう一度予定してもらえる場合のみ、キャンセル料は実費のみ」と寛大な措置をとってくれることもあります。
実際に妊娠が分かったときには、会場側に相談してみるといいかもしれませんね。
結婚式が白紙になった
結婚はするけれども、予算の兼ね合いなどで「結婚式を白紙にする」こともあります。
• 事業が傾き、結婚式にお金がかけられない
• 家を新築することが決まり、お金がまわらない
など、予期せぬ事項で結婚式に予算を回すことがかなわないこともあるでしょう。その場合、結婚式の予定を白紙にしたいという希望も思ったより多くうかがいました。
打開案として、挙式のみに変更したり、フォトプランで対応したりなど、別の方法でキャンセル料がかからないようにプラン変更する方法もあります。予算の兼ね合いで結婚式を白紙にしたい場合は会場側に相談することが望ましですね。
結婚が破談になった
キャンセル理由でとても心苦しい項目が「破談」です。さまざまな理由から結婚自体が白紙になってしまうことも考えられます。この場合は、結婚式をキャンセルする選択しかないでしょう。
現役時代もほかの項目に比べて少ない数ではがありますが、破談を受けたこともあります。心苦しいですが、ご本人様はもっと傷つかれているはずなので心のケアの方が気になっていましたね。
他の式場に決めたい(決めなければならない)
「他の会場に決めたいので」とストレートに言われたことはありませんが、「○○の会場(ライバル社)をキャンセルし、▽▽(自社)に決めたいです」との相談を受けたことはあります。
そのため、「他の会場に決めたい」から結婚式をキャンセルする方も中にはいらっしゃることでしょう。
この他にも
• 新郎さまの海外転勤が急に決まり、日本に滞在できなくなった
• 災害が発生し、親族が来られなくなってしまった
• 新郎や新婦に病気が見つかり、検査が必要になってしまった
などの理由でもキャンセルを承ったことがあります。
どの理由も「楽しみにしていた結婚式ができなくなってしまった」ことに代わりはないため、とても心苦しいお手続きだったなと今振り返っても感じます。
キャンセルするにはどうするの?
先ほどご紹介した1)〜5)などが多くのキャンセル理由ですが、キャンセルするにはそれなりの手続きが必要です。
会場によってはキャンセルの承諾書や日程変更の変更届など、決まった書式を用意していることもあります。
決まった手続きが必要であることの方が多いため、キャンセルしたいと思った場合屋、キャンセルしなければならない状況になったときは、速やかに会場に連絡を取ることが必要です。
キャンセルには、お名前のサインと印鑑で対応してもらえることも多いですが、キャンセル料が必要になる場合にはお金を振り込むことや、支払うことが必要となります。
私の勤務では、キャンセルの申込書にサインのあと、キャンセル料が必要である場合は後日振込と決まっていました。
キャンセル料を振り込むときの手数料もお客様負担出あることが多いため、注意が必要です。
キャンセル料っていくらかかるの?
多くの会場ではキャンセル料に対し金額を定めています。ホテルの宿泊申込みや旅行の申込み等と同様です。
3カ月前までは申込金のみ
• 2カ月前なら申込金+総額の10%
• 1カ月前なら申込金+総額の30%
申込みの規約に掲載されていることがほとんどなので、確認しておくことが必要です。
また、10日前をきると結婚式の準備が完了していることが多いため、キャンセル料=結婚式の総額となってしまう可能性もあります。
身内の不幸や妊娠中の安静などの状況でない限り、結婚式をしない場合でも相当額の料金がかかる可能性は十分にあるため注意しましょう。
キャンセル料がかからないこともある?
「キャンセル理由」に当たる項目のうち、
• 不幸によるキャンセル
• 妊娠中の体調不良によるキャンセル
この2つの項目に限っては、「予期できない」ものに該当します。この場合、キャンセルではなく日程変更をご希望されることも多いので、キャンセル料はかからない可能性も考えられますね。
また、キャンセル料も申込金と実費のみとお客様に負担が最小限となる用に配慮してくれる可能性もあります。
しかし、全ての会場該当するわけではありません。理由が何であれ、「キャンセル=決まった金額を負担いただく」としていることもあります。
「妊娠だから仕方ないか」と安易に思う事は危険です!会場としっかり相談しましょう。
また、仮申込みをキャンセルすることに対してはキャンセル料はかからないことが大多数です。
会場選びで迷っている場合、安易に申込みをせず仮申込みの間にしっかり考えておくことが大切です。
現役時代の体験談をご紹介
妊娠中に切迫早産で新婦が緊急入院!
結婚式を翌月に控えていたO様ご夫妻。
新婦さまは妊娠4カ月でした。3回目の打ち合わせの確認に連絡を差し上げたところ、「今おなかが痛くて病院にいます」とのお返事が!そのまま切迫早産の診断が付いてしまい、急遽入院することになってしまいました。
残念なことに結婚式当日も入院期間に該当し、結婚式を延期せざるをえませんでした。
しかし、お子さまの誕生よりも前に結婚式を予定されたかったO様ご夫妻は、妊娠8カ月の時に日程をご変更。新婦さまの退院を待って再度打ち合わせを進めていくことにしました。
待ちに待った日程変更後の結婚式20日前。新郎さまから「また入院しそうで…」との連絡が!まさかの展開に勤務先のスタッフ総出で慌てました。
その後、出産まで入院することが決まってしまい、変更した日程でも結婚式を進めることはかないませんでした。
結婚式はキャンセルとなりましたが、お子さんの1歳を待って結婚式をご予定いただくお約束をし、実費のみでキャンセルを承ることになりました。
結婚式10日前に破談が発覚
結婚式10日前の夜。新郎さまから「キャンセルしたい」とのお申し出が。
まさかの展開にとても慌てましたが、新郎さまは至って冷静。「キャンセル料は全て支払うので、キャンセルします」とのお申し出に、理由を伺うことが精一杯でした。
理由は、新婦さまのマリッジブルーから「結婚を白紙にしたい」と言われたこと。この話をうけ、両家の中でも破談の方向で意志は固まっているとの報告をうけました。
破談の報告を受けたことが初めてだったので、涙ながらに当時の支配人に相談したところ、「まだ新郎さまは若い。いずれ結婚されるだろう。その時にまた自社を選択してくださればいい」との返答が!
10日前にもかかわらず、自社では「キャンセル料はかかった実費のみ」との方針が決まりました。
数百万単位でのキャンセル料が必要だと思っていた新郎さま。支配人立ち会いのもと進めていたキャンセル手続きで、契約とは異なった結果となったことに驚かれ「いつか結婚する時が来たら、またここで予約します」とのお言葉をいただくことにつながりました。
あとで聞いた話ですが、支配人は衣装や美容など全ての提携先へ謝罪にまわってくれたそうです。
その2年後。この新郎さまから結婚式の申込みをいただいたのです!お相手は、マリッジブルーで「破談にしたい」とおっしゃった新婦さまご本人でした。あのあとも二人で話し合い、思い出を深めていらしたそうでまさかの展開にとても驚きました。
まとめ
100人カップルがいれば、結婚式も100通りあります。中には結婚式ができなくなったり、結婚自体がなくなったりする可能性もあるでしょう。
結婚式のキャンセルに対し、キャンセル料が必要であることはほとんどの会場が対象です。しかし、予期せぬ出来事やキャンセルの理由によっては、寛大な措置をとってもらえる可能性もあります。
どうしようか迷っている場合には、会場側に相談しましょう。違うプランに変更したり、日程を変更したりと、想像とは異なる方法を提案してもらえる可能性もあります。
大きな金額が必要である結婚式だからこそ、キャンセルすることはさけたい事項です。しかし、キャンセルしなければならいない状況は誰にも起きうることなので、「キャンセルとなった場合、どうするのか」というポイントはおさえておく方が安心できますね。
おめでたい結婚式なのに結婚式前から「キャンセルについて」を考えておくことにためらうことは当然ですが、お金が絡むことです。しっかり確認しておくことをおすすめします。
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評価 | |
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エステ名 | エルセーヌ |
コース名 | ブライダルエステ体験コース ボディコース 体験1回500円 |
概要 | 二の腕やウエストなどウェディングドレスを綺麗に着こなすための痩身に加え、ドレスで見える背中の肌ケアもしてくれますよ。 |
評価 | |
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エステ名 | 【たかの友梨】 |
コース名 | たかの友梨≪ブライダルホワイトコース≫ 70分 体験1回5,380円(税込) |
概要 | 基本的にはフェイシャルを中心とした美肌ケアをしてくれます。もちろんウェディングドレス姿で重要になるデコルテもスベスベになりますよ。 |
評価 | |
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エステ名 | ミスパリ |
コース名 | エステティックミスパリ ブライダルエステ |
概要 | 全身やせ・減量、上半身・二の腕、エイジングケア・リフトアップの各コースが110,000円(税込み)で提供しています。 |