結婚式でゲストからお祝いの気持ちとしていただくご祝儀。どのくらいもらえるの?利益ってでる?と気になっている方も多いのではないでしょうか。
結婚すると新生活がスタートするので、必要な経費は結婚式の費用だけではありませんよね。
新婚旅行を予定されている方はさらに出費が増えるので、「せめて結婚式の費用だけでもゲストからのご祝儀でまかないたい」という気持ちはおかしなことではありません。
ご祝儀でまかなえれば結婚にかかる費用をおさえられるので、ありがたいことですね
しかし、披露宴を行うときに「ゲストからのご祝儀だけでまかなう」ことは本当に可能なのでしょうか?まして利益が生じることは現実にあるのか、プランナーの経験をふまえてご紹介していきます。
結婚式の見積もりに不安を感じている方や、ご祝儀で利益を生み出したいという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ご祝儀で利益を生むことはできる?
結論を先にお伝えしますが、ご祝儀で利益を生むことは「可能です」。どんな方法で利益を生むことができるのかご紹介します。
会場スタイルの好みをなくす
披露宴を開催できる会場にはさまざまな場所があり、盛大な披露宴を開催できる大ホールから少人数で立食のパーティーを行えるラウンジやレストランなど多伎にわたります。
会場だけでなく、開催場所にも注意して考えてみてください。王道ともいるホテルウェディングでも、地元の小さなホテルから外資系の大きなホテルまでセレクトできるホテルは無数にあります。
会場の大きさ広さだけでなく、芸能人御用達の有名ホテルとなれば会場の使用料だけでも大変な額となるでしょう。
会場の知名度だけでなく、会場の広さをとっても会場使用料が大きく異なっています。
披露宴のおもてなし項目を考えない
• 食事にこだわらず、立食のビュッフェにする
• 会場装花にもお金をかけない
• 引出物も1点にする
ゲストへのおもてなし項目をシンプルにして披露宴の準備を考えると、大きなコストカットにつながります。
そのため、会場や食事内容、ドレスや会場装飾など一切こだわらず、「とりあえず披露宴を開催したい」と希望した場合、大幅な減額が可能でしょう。
結婚式のご祝儀は一般的に3万円ですから、金額がかかっていない結婚式の場合はご祝儀で利益を生むことも充分にできます。
人数を多く招待する
「人数を多く招待する」ことも利益獲得の第一歩だといえます。
60名から3万円いただく場合と、100名から3万円いただく場合を比較しても120万円の差
ご祝儀をいただくという点での「収入」に大きな差が生まれます。
さらに、友人よりも上司が多ければ多いほどご祝儀を多くいただける可能性が高いといえます。
友人であれば3万円が相場のご祝儀も、上司となれば5万円にUPすることも考えられるでしょう。
利益を出すためのまとめ
ご祝儀で利益を出す方法を簡単にご紹介しました。
• 自分たちの好みを出さず、とりあえず予算をカットする
• 安価な会場をチョイスする
• ゲストを多く招待する
• 上司にあたるゲストを多く招待する
• おもてなし項目を減らす(用意しない)
この項目を全て取り入れて披露宴を予定する場合、高額な結婚式を行う際には大幅な減額ができますね。
ゲストはしっかりみている!
しかし、ここで一度考えてみてください。あくまでも結婚式ですから最低限のおもてなしは必要です。
ゲストも結婚式という場所に初めて出席される方ばかりではありません。他の方の結婚式と比較されてもおかしくないので注意です。
安価な結婚式はゲストにすぐ見破られるということ。
言い換えると、「こんな結婚式に3万円もご祝儀を包むんじゃなかった!」と後から思われてもおかしくないということです。
予算がない場合は…
しっかりした披露宴を開催したいと思っているにもかかわらず、予算がないという場合もあるでしょう。そういう場合は、会費制の披露宴を行うことがおすすめです。
会費制であればゲストも身構えず会費のみで参列できるため、のちのちトラブルにつながりにくいといえるでしょう。
会費として計算する方法でおすすめできる方法が
(全体にかかる費用—自分たちが用意できる費用)÷ゲストの人数
例
総額200万円+自分たちの用意できる金額100万円 ゲストは70名を予定
(200万円—100万円)÷70名=ひとりあたり約1万4千円を会費
ここで注意していただきたいのが「会費以上の心付けは不要」ということを伝えておくこと。ゲストも会費制と聞けば、簡単な結婚式だろうと予想されます。
「3万円渡したのに、この内容?」と思われないためにも、事前に「心付けは不要です」と伝えておくことはとても重要なことです。
また、全額を全員で負担するという考え方は「利益を出す」という考え方と同様で、ゲストからの不満が出る可能性が高いです。
自分たちで出せる予算がない場合には身内で食事会を開催後など、ご友人を中心にゲストをお招きして2次会を開催することもおすすめできる方法です。
それでも予算があわない場合には、フォトウェディングや挙式だけを済ませた後に2次会を開催するスタイルもおすすめです。
披露宴を行なって、ゲストのご祝儀で利益が生じるのか?という疑問点をご紹介しました。
ゲストの評価として、良かったおもてなしよりも、悪かったおもてなしの方が印象深く、結婚式を期に友人関係がこわれてしまうことも十分にあります。
結婚式に予算をたくさん出せないのであれば、結婚式のスタイルを変更したり、ドレスを1着にしたりとゲストの評価に結びつかない方法でコストカットを検討していくことをおすすめします。
元ウェディングプランナーとしての意見になりますが、ゲストからのご祝儀で利益を生もうとすることには少し疑問もあります。お祝いの気持ちとしてのご祝儀ですからご祝儀ばかりをあてにするのではなく、自分たちで用意できる予算の範囲で披露宴を検討していくことも大切なのではないでしょうか。
大切なご友人と結婚後もお付き合いを変わらずに進めていけるよう、お二人にとってもゲストにとっても満足のいく披露宴を準備できることが一番よい方法だと感じます。
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評価 | |
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評価 | |
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